本日より3月に入りました。
「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」と言われるように、この時期は特に時間の流れが早く感じられるものです。年度末を迎え、多忙を極める経営者の方も多いのではないでしょうか。
一方で、「やるべきことが多すぎて、逆に思うように進まない」という焦燥感を覚えることもあるかもしれません。時間だけが過ぎ、モヤモヤとした感覚が残る・・・そんな経験は、どなたにも訪れるものです。
株式会社ビジネスストーリーでは、毎月1日に氏神さんへ参拝し、「前月の振り返りと今月のアクションプランの再調整」を行っています。そして、毎月楽しみにしているのが、神社の掲示板に張り出される「今月の言葉」です。
今月の言葉は、アクション映画俳優として数々の名シーンを生み出したブルース・リーの言葉。
「限界などない。停滞期があるだけだ。そこに留まってはいけない。」
もし今、あなたが「前に進んでいるのか、いないのか」とモヤモヤを感じているなら、この言葉を考えてみてください。
ブルース・リーがどのような境遇の中でこの言葉を語ったのかはわかりませんが、おそらく前提にあるのは、「挑戦」でしょう。
経営者の皆さまもまた、日々、良き経営に向けた取り組みに挑戦しています。まさにチャレンジの連続です。
自分自身に立てた目標、達成するための行動。またはチーム・組織・会社として掲げた目標、それに対するアクションプラン。
なぜかそれらが思うように進まない。日々の緊急かつ重要度の高い案件に振り回され、気づけば後回しになり、忘れてはいないが進んでいない。時にテコ入れをして舵取りをするものの、なかなか前に進まず、モヤモヤとする。あきらめたくなるほど気持ちがめげてしまうこともあるでしょう。
このとき、重要なのは、「今の自分の状態をどう理解し、どう受け止めるか」です。
「投げ出すか?いや、それは違う。」
「あきらめるのか?いや、それも違う。」
ここでの選択は、「限界」ではありません。
たまたま「こういう時期もあるよね」「また風向きが変わる時がくるはず」。
ただただ停滞しているだけだ!そう考え、腐らずに決めたことを追いかけていくことが大切です。
停滞期に入ったからといって、決して低迷期ではない。
ここでぶれてしまうと「低迷期」に変わってしまう。しかし、ぶれずに進み続けるならば、それは単なる「停滞期」であり、次に進むための準備期間となるのです。
もしかすると、今の停滞期は、新しいフェーズへ進む前の助走期間なのかもしれません。
目標に向かう気持ちが薄れてきてしまう前に、改めて問いかけてみましょう。
「そもそも、なぜこの目標を掲げたのか?」
その問いに、熱い気持ちがたぎる瞬間があるはずです。
気持ちの持ちようは大事です。そして、そのきっかけをくれる言葉もまた大切です。
思いの実現には、「言葉」と「イメージできる熱い臨場感」。それらを忘れてはいけませんね。
うまくいかない時期が続くのは、ただの「停滞期」。
ぶれてしまえば低迷期に陥る。
しかし、信じて動き続ければ、次の扉が開かれる。
雪解けは間近です。
さあ、3月。良いスタートを切りましょう。
留まらず、動きましょう。