Column
経営
変化の年に寄り添い、共に歩む
2025.01.01

新年のご挨拶

新しい年を迎え、皆さまに心よりの感謝を申し上げます。

昨年は多くのご縁とご支援を賜り、重ねて御礼申し上げます。

2024年は、中小企業や小規模事業者にとって、まさに「変化」の波が押し寄せる一年でした。労働力不足やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、そして物価高といった課題がますます顕在化する中、時間外労働規制の適用や「2024年問題」の影響が、経営の現場にさらなる適応力を求めました。

そして迎えた2025年。この新しい一年が、皆さまにとって「成長」や「挑戦」を形にする素晴らしい年となるよう、私たち株式会社ビジネスストーリーは、変わらぬ姿勢で皆さまに寄り添い続けてまいります。

どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

2024年を象徴する漢字と現状

昨年末、帝国データバンクの調査「企業が選ぶ今年の漢字」で選ばれた漢字は「変」、「耐」、そして「忍」でした。この三つの漢字は、まさに中小企業や小規模事業者を取り巻く現状を象徴しています。

まず「変」は、2年連続で最も多く選ばれた漢字です。この背景には、コロナ禍を経て加速した社会や経済の変化、また働き方や事業モデルの転換を求められる状況が挙げられます。企業は柔軟な対応力を求められ、変化を機会と捉える視点が重要になっています。

次に「耐」は、物価高やエネルギーコストの上昇、さらには労働力不足といった現実に耐え抜き、事業を継続する努力を意味します。中小企業の多くが直面する課題を乗り越えるためには、現状を維持する粘り強さと、それを支える計画的な経営が欠かせません。

そして「忍」は、未来への希望を抱きながら、苦しい状況でも諦めず進み続ける姿勢を象徴しています。忍耐の先にある成長を見据え、困難な環境でも挑戦を続ける企業の姿が、社会全体に希望を与えるものと考えられます。

調査結果が示すこれらの漢字からも分かるように、2024年は中小企業が変化に対応し、耐え抜きながら、新たな挑戦を続けた一年でした。

こうした状況の中で、私たち株式会社ビジネスストーリーは、皆さまと共に課題に立ち向かい、「変化」を「成長」へと導き、「耐える力」と「忍び抜く力」を共に育みながら、未来を描いていく決意を新たにしていく所存です。

2025年、私たちの抱負

2025年、私たち株式会社ビジネスストーリーは、「共に悩み、共に考え、共に進む。」というスローガンのもと、新たな挑戦の年にしていきたいと考えています。この言葉には、お客様と同じ目線で課題に向き合い、一緒に未来を切り開くという思いが込められています。

前述の「変」、「耐」、「忍」が示すメッセージを受け、私たちは2025年を積極的な変革を進める年と位置づけています。新しい視点でビジネスモデルを見直し、賃金や物価の上昇という厳しい環境にも耐え忍びながら、持続可能な成長戦略を打ち立ててまいります。

そのために、スローガンに掲げた「共に悩み、共に考え、共に進む。」という言葉を、この一年でやり抜く決意を新たにしています。このスローガンをただの言葉で終わらせるのではなく、実際に行動し、結果に結びつけることを目指します。

事業承継士として

事業承継士として、私たちは中小企業の未来を次世代に繋ぐお手伝いをしています。事業承継は単なる資産や株の引き継ぎではなく、企業が築き上げてきた理念や文化、そして経営者の想いを次世代に伝える重要なプロセスです。まさに「変」です

特に、親族内での承継や第三者への引継ぎにおいては、家族間の調整や後継者育成といった繊細な問題が生じることもあります。私たちは、経営者の心に寄り添いながら、円滑な事業承継をサポートし、未来の成長へとつなげる支援を行っています。

MBA(経営学修士)として

MBA(経営学修士)としての論理的思考と分析力を活かし、企業の課題を的確に捉え、現実的かつ実行可能な解決策を提案します。数字をベースに経営全体を俯瞰し、資金繰りの改善や事業計画の策定を支援することで、企業が持つ可能性を最大限に引き出します。

また、経営環境が複雑化する中で、事業モデルの転換やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進といった戦略的な取り組みを伴走型で支援します。このカテゴリーはまさに事業の変革と人手不足の課題に「変」「耐」「忍」が含まれています。

経営革新認定支援機関として

経営革新等認定支援機関として、私たちは中小企業が持続可能な成長を遂げるための制度活用や支援体制を提供しています。補助金や税制優遇制度の適切な活用はもちろん、事業計画書や資金調達計画の作成においても、実務的なアドバイスを行います。

さらに、企業の潜在的な強みを発見し、それを活かした新規事業展開や市場拡大の支援も得意としています。中小企業が「変化の時代」においても確かな一歩を踏み出せるよう、私たちは伴走型の支援を通じて企業の成長を支えます。こちらも「変」へのチャレンジです。

さいごに

どんなに厳しい環境でも、変化の中に成長の種を見出し、それを未来へとつなげることができます。私たちは、経営者の皆さまと共にその道を切り拓き、希望の光が差す未来を描き続けるパートナーでありたいと願っています。

2025年が皆さまにとって、希望に満ちた「成長」の年となりますように。そして、経営が素敵な物語でありますように。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。